さて、今日は消費税*1についてのお話です。
皆さんは消費税について、どの様なイメージを持っていますか? 3%(古い!?)、5%、8%、それとも10%?共通しているのは、「どんどん上がっていく」ということではないでしょうか?
ところが、カリフォルニア州ではこの消費税(Sales Taxと呼ばれています)は下がることがあります。
■Sales Taxが下がる?
日本とは異なり、アメリカではSales Taxは地域によって細かく設定されています*2が、カリフォルニア州では2017年1月1日よりこのSales Taxが0.25%下がることになりました。
これは、2012年に議会で承認された、州の教育の補助を目的とした消費税の0.25%引き上げ(2013年1月1日施行)の期限が2016年12月31日に設定されており、その期限を迎えるためです。
この様に設定された期限がきたら、しっかりとその分の引き下げが行われる、というのが本来は当たり前のことではありますが、日本ではあまり(まったく?)経験したことが無い事なので新鮮に感じる方も多いかと思います。
■Sales Tax Rateの確認の方法
実際にSales Taxが0.25%下がる際、元々地域によって税率が異なるため、実際の税率がどれくらいになるのか?というのが重要となります。
カリフォルニア州における各地域の税率は、こちらから確認することができます。
また、カリフォルニア州内にお住いの方は、こちらより住所から税率を確認することもできます。
1月より引き下げが実施されるため、何か大きな買い物を計画されている方は、消費税が下がってからの方が良いかもしれませんね。
また、消費者としては、消費税が下がることは単純に嬉しいと感じてしまいますが、ご自身で事業をされている方は、税率の調整等の必要な手続きを忘れないよう注意が必要となります。
*1消費税と言っても、日本とアメリカで、また、アメリカ国内でも州によっても取扱が違うため一概に比較することはできませんが、本記事における消費税とは、「物品を購入した際に追加で支払う分」というイメージで捉えてください。
*2 カリフォルニア州としてのSales Taxは7.50%(2016年10月15日現在)となっており、今回引き下げが行われるのはこの7.50%が対象となります。実際に商品を購入した際に支払うSales Taxは、この州分に加えてLocal Taxが加わるため、地域によって税率が異なる、ということになります。例えば、現在のSales Taxはサンフランシスコでは8.75%、ロサンゼルスでは9.00%となります。
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