2020年度分確定申告の提出開始のタイミングに関しまして

新年あけましておめでとうございます。
昨年から続く世界的な混乱が、未だ収まる気配が見えてこない時期ではありますが、ようやく本日、税務当局より確定申告の受付開始日についてのアナウンスがございました。

受付開始日:2021年2月12日(金曜日)
提出期限:2021年4月15日(木曜日)

今回については、政府からの補助金に関係するタックスクレジットとの調整もあり、結果として受付開始日が例年よりも遅れている、と考えられます。
一方で、現時点における提出期限については例年通りとなっておりますので、その点注意が必要です。

尚、毎年のことではございますが、Form W-2(日本における源泉徴収票)や、Form 1099-INT(銀行からの利息の証明)といったFormは、1月中に発行すること、とされてはおりますが、確定申告を終わらせた後にそういった確定申告に影響のある書類が送られてくる、ということが多々ございます。

今回の受付開始日が2月中頃近くになってから、という事になりますので、例年に比べると、申告が終わってから資料が届いた、といったケースは少なくなることが予想されますが、可能性が無くなる訳ではありませんので、自分の手続きにどの様な資料が必要なのか、ということを意識しておくと良いでしょう

また、還付に関しては、こちらも通常は書類が受理されてから21日以内に還付されるケースが殆どではございますが、Earned Income Tax Credit(EITC)やAdditional Child Tax Credit(ACTC)を申請する場合、還付が遅れることになりますのでご注意ください。
特にcheckにて還付をお受け取りになられる方は、かなりお時間が掛かってしまうので、その点にもお気をつけください。

今年は例年に比べて社会的な緊張度が非常に高く、結果として税務当局の動きも常に比べて非常に鈍く、あるいはミスが目立つようです。
ですので、もし覚えのない通知が届いた、あるいは書類郵送後に当局から全く反応がない、といったことがございましたら、念の為当局に確認をする必要があるケースもあるかと思いますのでお気をつけください。

 

末筆となりましたが、改めまして、社会的な混乱が続く中での船出となってしまいました本年ではございますが、健康に留意しつつ、何卒よろしくお願い致します。

 

当サイトの情報によるいかなる損失に関しましても弊社では免責とさせて頂きますこと、予めご了承ください。
また、本記事は2021年01月15日における情報となっております。最新の情報をご希望の場合には弊社までお問い合わせくださいませ。

リーディングカンパニー米国公認会計事務所

参照リンク
https://www.irs.gov/newsroom/2021-tax-filing-season-begins-feb-12-irs-outlines-steps-to-speed-refunds-during-pandemic

By : leadingcompany /1月 15, 2021 /ニュースリリース /0 Comment

Comments are closed.